はじめての八王子JAZZ DAY Q&A Vol.5

こんにちは。八王子ジャズフェスティバル実行委員会の中の人です。
今回は、「お客さんとして行ってみたけど、次は出演してみたい!」という方向けにお答えします。
出演したいんだけど?
ありがとうございます!
まず、そう思ってもらえること自体、本当にうれしいです。
「観る」から「出る」へ。そんなふうに気持ちが動くフェスでありたい、というのは裏方の本音でもあります。
で、実際どうやったら出演できるのかというと——
毎年、5月頃から出演者の募集を行っています。
主にウェブサイトやSNSで「出演希望者募集!」という形で情報を出しますので、チェックしておいてもらえると嬉しいです。
ただ、ここが大事なんですが、応募すれば必ず出演できるわけではありません。
フェスの性質上、どうしても選考があります。
とはいえ、ジャンルや所属に関して「プロ・アマ」といった区切りは設けていません。
実際、学生のビッグバンドや地域のグループ、個人で活動されている方など、これまで本当にいろんな方が出演しています。
なので、
「いつかここで演奏したい」
「ジャズやってる仲間と出てみたい」
そんな気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
出演のハードルはゼロではないけれど、「無理」と決めつける必要もありません。
選考ってどうやってるの?
出演希望者には、演奏動画やプロフィールを提出してもらっています。
それをもとに、実行委員会でじっくり審査します。
選考の基準は、大きく3つくらい:
- 演奏のクオリティ
- ジャズフェスらしさ
- イベント全体とのバランス
たとえば、「演奏のクオリティ」にはある程度の演奏力が含まれますし、「ジャズフェスらしさ」は、ジャズの空気感があるかどうか。「バランス」は、似たようなテイストばかりに偏らないようにするためです。
このほかにもいろいろ見てはいますが、選考の詳細や採点基準については非公開とさせていただいています。
「何点以上で合格!」という明確なラインがあるわけではなく、フェス全体の構成や雰囲気との兼ね合いで判断している部分が多いです。
また、出演にあたっては、準備の時間が限られていたり、機材が共用だったりする中で、円滑に動けることも大事なポイント。
「気持ちよく現場で動いてもらえるかどうか」って、実はかなり重要だったりします。
なので、技術だけでなく、フェスという場をみんなで作るんだ、という姿勢を持ってくださる方には、すごく来てほしいです。
「出てみたい!」という気持ちは、すごくうれしいし、ありがたいものです。
でも、フェス全体の流れや雰囲気を大切にしたいからこそ、どうしても選考というプロセスが必要になります。
とはいえ、ここで終わりじゃなくて、「いつかあそこに立ちたい」と思ってもらえる場所でありたいな、とも思っています。
なので、街のどこかで演奏してる姿を見かけたら、拍手で応援してもらえるとうれしいです。
次回も、よくある「え、これってどうなの?」にこたえてみるつもりです。
お楽しみに。