はじめての八王子JAZZ DAY Q&A Vol.2

こんにちは。八王子ジャズフェスティバル実行委員会の中の人です。
「今年こそ行ってみようかな」という人に向けたQ&Aシリーズ、第2回をお届けします。 今回の質問はこちら!
Q1. なんで八王子でジャズフェスなの?
実は八王子という町、ジャズ音楽が市民の手によって育まれ、大学などの教育機関でも積極的に取り組まれている地域なんです。
ミュージシャンやジャズファン、音楽関係の仕事をしている人たちも多く、気づけば身近にたくさんの人が集まってきました。
20年以上前から「地元でジャズフェスがあったらいいのに」と願っていた人たちも多かったのですが、いろいろな事情でなかなか実現には至りませんでした。
そんな中、八王子でジャズフェスが生まれるきっかけとなったのが、2019年に開催された『八王子音楽祭』。
このときテーマに「ジャズ」が選ばれ、八王子に関わりのあるジャズミュージシャン(プロ・アマ問わず)が一同に会する機会が生まれました。
「このつながりを終わらせたくない!」という想いから、音楽祭終了と同時に『八王子ジャズフェスティバル実行委員会』が立ち上がり、その翌年から八王子発のジャズフェスティバルの準備がスタートしました。
つまり、「八王子でジャズフェスをやりたい!」という熱意が、自然と形になったのがこの八王子JAZZ DAYなのです。
Q2. 八王子JAZZ DAYって、他のフェスと何が違うの?
「ジャズフェス」と聞いて思い浮かぶのは、全国から有名アーティストが集まって大規模に開催されるイベントかもしれません。でも、八王子JAZZ DAYはちょっと違います。
このフェスの最大の特徴は、演奏者とお客さんの距離が近いこと。音楽フェスというと、大きな会場や屋外ステージで広範囲に音を届けるイメージが強いかもしれませんが、八王子JAZZ DAYでは、演奏者と観客が近い距離で音楽を共有できる場を大切にしています。音の熱がそのまま伝わり、演奏者とお客さんがお互いに感じる「ライブ感」こそ、このフェスの魅力です。
もう一つの特徴は、「プロだけじゃない」という点です。もちろんプロミュージシャンの演奏もありますが、その数はあえて絞り、地元のアマチュアや学生、趣味で音楽を続けている人たちにも光を当てています。選考を通じて演奏のクオリティはきちんと確保しつつ、「ジャズが好き!」という気持ちを大切にしたメンバーがステージに立っています。
このフェスの面白さは、そんな“知らなかった誰か”との出会いにあるかもしれません。「初めて聴いたけど、めちゃくちゃカッコいい!」「学生バンドなのにすごいクオリティ!」そんな発見が、会場のあちこちで生まれます。それが八王子JAZZ DAYの魅力です。
また、プログラムのほとんどがジャズをベースに構成されているのも、このフェスならではのこだわりです。いろんなジャンルを取り入れるのも魅力的ですが、ジャズフェスと名乗る以上、しっかりと「ジャズ」を楽しめるイベントであることが大切だと考えています。
「初めてジャズを聴く人でも楽しめて、ジャズが好きな人にはちゃんと響く」
ジャズの魅力が詰まった1日を、街全体で楽しめる。それが、私たちの目指している“フェスのかたち”です。
次回も、初めての人にこそ知ってほしい素朴な疑問を取り上げる予定です。 どうぞお楽しみに!