はじめての八王子JAZZ DAY Q&A Vol.10(最終回)

こんにちは。八王子ジャズフェスティバル実行委員会の中の人です。
大変お待たせいたしました(お待たせしすぎたかもしれません)。Vol.1からスタートしたこのQ&A連載も、ついに今回で最終回を迎えます。
最後となる今回は、当日を120%楽しむための「ステージの深掘り方」と、私たちがこのフェスを通じて八王子の街にどんな未来を描いているのか。その「空気感」の正体について、少し熱く語らせてください。
八王子JAZZ DAYのステージで観るべきポイント
ジャズのステージを観る時、多くの人はメインのメロディを奏でるサックスやトランペットに注目します。もちろんそれは正解ですが、一歩踏み込んで「音の裏側にあるドラマ」に注目すると、ライブはもっとエキサイティングになります。
特におすすめしたいのが、「リズムセクションの目線」を追いかけることです。
ジャズは「音による会話」だとお伝えしましたが、会話は一人では成立しません。ソロを弾いているフロントマンに対し、背後のドラムやベースがどう反応しているか。素晴らしいフレーズが飛び出した瞬間、メンバー同士がニヤリと笑ったり、驚いたように目を見合わせたりする瞬間があります。
その「視線の交差」こそが、楽譜には書かれていない、その場、その瞬間にしか生まれない音楽の正体です。八王子JAZZ DAYの会場は、ステージと客席の距離が非常に近いのが特徴です。指先が弦を弾く音、管楽器奏者が大きく息を吸い込む音、そして演奏者たちの体温。デジタルの再生ボタンでは決して味わえない「人間が音楽を創り出す生々しさ」を、ぜひ五感すべてで受け止めてみてください。
八王子JAZZ DAYという「空気」を遊び尽くす
「ジャズのライブって、じっと座って静かに、難しく聴かなきゃいけないの?」
もしそう思っている方がいたら、声を大にして言いたい。八王子JAZZ DAYの正解は、「誰よりも自由であること」です。
いいフレーズだと思ったら、曲の途中でも拍手や歓声を送っていいですし、それが演者にとってのガソリンにもなります。
心地よいリズムに体が動いたら、遠慮なく揺らしていい。あるいは、目を閉じて音の波に身を任せるのも最高に贅沢な過ごし方です。
特に、オクトーレの吹き抜けや屋外ステージでは、街のざわめき、子供たちの声、吹き抜ける風の音さえもがジャズの一部になります。通りがかりの人が思わず足を止め、そこにいる全員が音を通じてゆるやかに繋がる。そんな「日常と非日常が混ざり合うカオスな多幸感」こそが、私たちが一年かけて準備してきた宝物です。
完璧に整えられたコンサートホールでは味わえない、この「八王子という街の温度感」を、深呼吸するように楽しんでみてください。
おわりに:物語は、ここから加速する。
全10回にわたってお届けしてきたQ&Aシリーズ。
最初は「ジャズって何?」という素朴な疑問から始まりましたが、ここまで読み進めてくださったあなたは、もう単なる観客ではありません。八王子JAZZ DAYという物語を一緒に創り上げる「共演者」の一人です。
私たちが目指しているのは、一過性のイベントではありません。
ジャズを通じて、八王子がもっと面白く、住む人が誇りを持てる街になるための「種まき」です。
もし、私たちの挑戦にワクワクしてくれたなら、私たちと一緒に、この物語の続きを書いていきませんか?
あなたの拍手一つが、八王子の音楽の未来を創ります。
それでは、次回のJAZZ DAYの会場でお会いしましょう。
最高の音と、とびきりのサプライズを用意して、お待ちしています!
